馬毛島基地「反対」30万人署名を提出 住民団体、国会で集会も

西日本新聞 社会面 湯之前 八州

 鹿児島県西之表市の無人島・馬毛島(まげしま)に自衛隊基地を建設し、米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)を移転する計画を巡り、受け入れに反対する同市の住民グループが16日、約30万人分の反対署名を防衛省に提出した。その後、国会内で反対集会を開いた。

 グループは「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」。署名は、同会が約1年かけて会員制交流サイト(SNS)などで全国に呼び掛けた。西之表市民は、人口の4割に当たる約6140人が署名したという。

 反対集会には、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設に反対する人など、各地で基地反対運動を展開する約70人が参加。東京都内で開催したのは全国に発信するのが狙い。グループの山内光典事務局長(69)は「基地ができれば、住民は米軍や軍属による事件事故、戦闘機の爆音公害などを抱え込むことになる」と各地の米軍基地問題との共通点を強調し、共闘を呼び掛けた。

 ただ、西之表市の八板俊輔市長が10月に受け入れ反対を表明したものの、防衛省は近く海上ボーリング調査などに着手する方針。

 この日は国との意見交換会もあり、防衛省の担当者は、住民に騒音を体感してもらうため、訓練空域で自衛隊機による試験飛行を検討していることを明らかにした。住民側は「民家のある種子島上空を飛ばないことを米軍に確約させるべきだ」などと訴えた。 (湯之前八州)

鹿児島県の天気予報

PR

鹿児島 アクセスランキング

PR

注目のテーマ