福岡に新ダンサーチーム ジャンル超え17人「創作、活動できる場を」

西日本新聞 加茂川 雅仁

 福岡を拠点に、バレエ、コンテンポラリー、ヒップホップなどジャンルを超えたダンサーが結集し、創作活動するチームが誕生した。「フォーカス ダンサーズ ドリーム」(FDD)。ダンスの素晴らしさを広め、ダンサーを職業として確立させるのが目的だ。活動の第1弾として、年末にバレエのワークショップを計画している。

 呼び掛けたのは、福岡県春日市のバレエ講師、柴田知紘(ちひろ)さん(28)。6歳からバレエを始め、大学生の時にはバレエ団のソリストとして新国立劇場(東京)の舞台に立った。

 しかし、けがが続いてプロへの道を諦め、高校教師に。ダンス部顧問として生徒たちに教えるため、幅広いジャンルのダンスに触れるうちに、自分も「もう一度踊りたい」と高校を退職した。ただ、福岡ではダンスは若者に高い人気があるが、プロとして踊れる場は少なく、技術が高いダンサーたちもアルバイトで生活しているのが現状だった。

 そこで、インターネットを通じて「自分たちで創作し、活動できる場をつくろう」とチーム結成を呼び掛けたところ、17人が集まった。いずれも5年以上のダンス経験があり、スコットランドなど海外で活躍する福岡出身の2人を含め、ほとんどが20代だ。

 新型コロナウイルスの影響でまだ公演はできていないが、ネットで音楽や振付を共有し、映像を制作中。チーム主催の初のイベントとして12月29、30日には、福岡市南区大橋のスタジオ「アンテプリマ・インコントロ」で、バレエのワークショップを開く。

 講師は、熊川哲也氏が芸術監督を務めるKバレエカンパニー(東京)のソリスト平野佐代子さん(福岡市出身)とグレゴワール・ランシエさん。平野さんはFDDのメンバーで、海外バレエ団でも活躍してきた。

 「今後は状況が許せば劇場やストリートなど、活動の場を広げていきたい」と柴田さん。教師の経験を生かし、学校にダンサーを派遣して指導したいとも考えている。 (加茂川雅仁)

ワークショップの詳細はこちらhttps://focusdancersdream.wixsite.com/website/event-details/professional-ballet-workshop-in-fukuoka

 

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