元暴力団員に懲役2年6月求刑 死体遺棄などの罪、太宰府女性暴行死

西日本新聞 社会面 森 亮輔

 福岡県太宰府市で昨年10月、佐賀県基山町の女性=当時(36)=が暴行され死亡した事件に絡み、死体遺棄と恐喝未遂の罪に問われた元暴力団員田中政樹被告(47)の公判が17日、福岡地裁(足立勉裁判長)であり、検察側は懲役2年6月を求刑して結審した。判決は来年1月21日の予定。

 検察側は論告で、田中被告は、山本美幸被告(41)=傷害致死などの罪で起訴=から車に乗せた女性の遺体をどうするか最終的な判断を委ねられていたと指摘。さらに発覚後の対応策について積極的に意見するなど「必要不可欠な役割を担った」と述べた。

 弁護側は最終弁論で、遺体を車で移動させた行為は死体遺棄罪に当たらないとしたほか「同罪が成立するとしても田中被告は共謀していない」として無罪を主張。恐喝未遂罪は執行猶予付きの判決を求めた。

 起訴状によると、田中被告は山本被告らと共謀し昨年10月20日早朝、福岡市博多区から太宰府市まで女性の遺体を運んだほか、8~9月に女性の夫から現金305万円を脅し取ろうとしたとされる。

 この事件を巡っては、女性の家族が事前に繰り返し佐賀県警鳥栖署に相談していた。

(森亮輔)

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