離れて暮らす高校生の息子から…

西日本新聞 山口 卓

 離れて暮らす高校生の息子から「修学旅行が中止になった」と連絡があった。部活や学校行事も制限されており、親としても胸が痛い。

 新型コロナウイルスは、あらゆる人の生活に閉塞(へいそく)感をもたらしている。そんな中、大会やコンクールなどが中止になった高校生が、取り組んできた成果をオンラインで発信する企画がテレビで放映されていた。この中で福工大城東(福岡市)吹奏楽部と八幡中央(北九州市)書道部の生徒たちは、他部と連携しながら生き生きとした表情でパフォーマンスを披露。代表の生徒が終了後、涙ながらに「今年じゃないとできないものができて、うれしかった」と語ったのが印象的だった。

 コロナ禍で多くが失われたが、得られたものもあると信じたい。息子には英国元首相チャーチルの言葉を贈ろうと思う。「たこが一番高く上がるのは、風に向かっているときである。風に流されているときではない」 (山口卓)

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