「コロナ禍はチャンス」ライブハウス開業 福岡に音楽の新拠点、新人発掘へ

西日本新聞 加茂川 雅仁

 若者の街、福岡市中央区大名に18日、ライブハウスとカフェバーを併設した音楽の拠点「天国と秘密」がオープンした。全国でライブハウスやカフェ計26カ所を経営する音楽プロダクションLD&K(東京)の福岡県初出店となる。音楽、飲食業界に大打撃を与えている新型コロナウイルス禍が、逆に“追い風”となったという。

 同社は1991年創業。ロックバンド「打首獄門同好会」や「NYAI」などの人気アーティストが所属している。一方で、早朝まで営業する「夜カフェ」の元祖となった東京・渋谷の「宇田川カフェ」などで新風を起こし、東京、大阪、沖縄、大分に店舗を展開している。

 今回オープンしたのは、カフェバー「天国」と、ライブハウス「秘密」(収容200人)。間を隔てる防音壁の仕切りを取り払って、ワンフロアでのイベントも行える。同社は今年7月、横浜にも収容千人規模のライブハウスを開業し、注目を集めた。

 大谷秀政社長(52)は当初、東京五輪が終わるまで新規開業を凍結するつもりだった。建築資材や人件費などが高騰していたからだ。しかしコロナ禍によって物件の賃貸条件が良くなり、スタッフも集めやすくなった。「ピンチはチャンス。やらずに後悔するより、覚悟を持ってやろう」と決断したという。

 大谷社長の信条は「音楽が生かされる場所づくり」で、カフェバーもそうした環境の一つ。音楽が盛んな福岡への出店は念願だった。ライブハウスを「新人アーティストの発掘拠点にして、福岡の音楽シーンを盛り上げたい」と意気込んでいる。(加茂川雅仁)

200人収容のライブハウス「秘密」

 

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