豪雨で土砂100万立方メートル堆積 来年梅雨までの撤去目指す 熊本県

西日本新聞 熊本版 古川 努

 熊本県は18日、7月の熊本豪雨で、県管理の127河川に山地から流れ込んだ大量の土砂が、推定100万立方メートル堆積していたと発表した。このうち8割は球磨川流域。流下能力を回復させるため、県は来年の梅雨までの撤去完了を目指す。

 県河川課によると、10月末時点で、堆積した土砂のうち約27万立方メートルの撤去に着手したが、完了したのは9万立方メートルと全体の1割以下にとどまるという。

 大規模に氾濫した球磨川流域では38河川に計79万立方メートルの土砂が堆積。市町村別では錦町の19万1千立方メートルが最も多く、相良村13万9千立方メートル▽人吉市13万2千立方メートル▽山江村9万8千立方メートル▽あさぎり町6万6千立方メートル▽五木村6万4千立方メートル-と続く。

 蒲島郁夫知事が流域などで開催した住民らへの意見聴取会で「以前に比べて川底が上がっている」「流れが良くなるように掘削を」などの要望が多かったことから、蒲島氏はこの日の記者会見で「緊急性が高い。可能な限りスピード感を持って撤去を進める」と述べた。

 土砂災害対策として山地に設置されている砂防ダムについても、堆積した土砂や流木の撤去を進め、10月末までに計7万立方メートルを撤去したという。

 (古川努)

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