鳥栖いじめ訴訟で原告側が意見陳述 福岡高裁

西日本新聞 社会面 森 亮輔

 佐賀県鳥栖市の市立中で2012年、当時1年生だった佐藤和威さん(21)がいじめを受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、同級生8人や市に計約1億2770万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が18日、福岡高裁(増田稔裁判長)であった。佐藤さんは「PTSDを抱えて生きるためには、なぜこのような状況になったか明らかにすることが必要」と意見陳述し、同級生側と市は請求棄却を求めた。

 昨年12月の一審佐賀地裁判決は、同級生8人に計約400万円の支払いを命じる一方、市への請求は棄却。佐藤さん側は地裁判決について「最小限の事実しか認めず、加害生徒らの言い逃れをうのみにした」として控訴。同級生8人のうち2人も控訴した。

 佐藤さんの代理人の池田安寿奈弁護士も意見陳述し「いじめ被害の実態に司法が正しく向き合うことが、今後のいじめ対策には不可欠だ」と訴えた。 (森亮輔)

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