「周囲の支え重要」雲仙の前川さん訴え 25日から犯罪被害者週間

西日本新聞 長崎・佐世保版 坪井 映里香

 犯罪被害者週間(25日~12月1日)に先立ち、犯罪被害者への理解を深めてもらおうと長崎県や県警などは18日、長崎市内で被害者による講演会を開いた。かつて交通事故の被害に遭った雲仙市の前川希帆さん(25)が壇上で、参加者約100人に周囲の支えの重要性を語った。

 前川さんは7年前、音楽大学の入試のため母親の車に乗って会場に向かう途中、飲酒した上に無免許だった男が運転する車が対向してきて正面衝突した。この事故によって、唇やほおが裂け、前歯が4本折れた。中学1年から続けていたトランペットが吹けなくなり「なぜ私がこんな目に」と思ったという。

 ただ事故後、恩師や長崎犯罪被害者支援センターの職員が親身になって話を聞いてくれたといい「悔しくて悲しかったが、支えてくれる人がいたから頑張れた」と振り返る。今は口加高の音楽講師となり吹奏楽部の顧問をしているという。

 県警犯罪被害者支援室は週間に合わせ、11月から犯罪被害者や家族の手記が書かれたパネルを県内の小学校や図書館などに貸し出している。岩木浩室長は「犯罪被害者のことを考えるきっかけになれば」と話した。 (坪井映里香)

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