「人質姉妹の被害甚大」うなぎ店立てこもり男に懲役7年 福岡地裁判決

西日本新聞 社会面 森 亮輔

 福岡市南区のうなぎ店で4月、店主の子どもで当時6歳と3歳の姉妹を人質に立てこもったなどとして、逮捕監禁致傷や人質強要処罰法違反などの罪に問われた元従業員、渡辺祐樹被告(36)に対し、福岡地裁は20日、「刑事責任は重大で、長期間の懲役刑は免れない」として、懲役7年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。

 判決理由で神原浩裁判長は、被告は以前から店主に不満を募らせており「粗暴で重大な犯罪に短絡的に及んだ」と指摘。女児に包丁を突きつけ長時間、人質に取った点について「状況次第でさらに重大な結果を生じかねない極めて危険な行為」と非難し、「姉妹の恐怖と精神的被害は甚大で、家族の心痛も計り知れない」と述べた。

 判決によると、渡辺被告は4月21日朝、店で店主の顔を殴り、持ち出した包丁2本を姉に突きつけるなどして約6時間立てこもり、「(店主を)呼ばんと子どもを殺す」などと要求。姉の手の指や首の後ろに切り傷を負わせた。 (森亮輔)

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