書店の棚に並ぶ一冊の本のタイトル…

西日本新聞 社会面 長田 周三

 書店の棚に並ぶ一冊の本のタイトルが目に留まった。厚い背表紙に「地球の歩き方 東京」の文字。海外一人旅の定番ガイドブックに国内版が加わったことに軽い驚きを覚えた。海外旅行が難しい昨今の状況を受けての出版かと思ったら、今年開催予定だった東京五輪とシリーズ創刊40周年に合わせた企画だという。

 気になる構成は、海外版と同じ。観光案内はもちろん、東京の習慣やマナーについても丁寧に解説。満員電車は「甘く見てはいけない。子連れは危険を伴うほどのすし詰め状態」と注意を促す。タクシーは「近距離は嫌がられる場合があるが、乗車拒否は禁じられているので遠慮なく利用しよう」とある。

 学生時代から海外を訪れるたびに、その国を紹介する一冊を買い求めた。インターネットも普及していない時代は「歩き方」の指南役だった。国内版も新鮮だが、海外版を手に世界中を歩ける日が戻ることを願う。 (長田周三)

PR

デスク日記 アクセスランキング

PR

注目のテーマ