「明日は当然来ないでしょ」の意味は… 福岡拠点のバンド yonawo

西日本新聞 根井 輝雄

 福岡を拠点に活動する4人組バンド「yonawo(ヨナヲ)」。今月、初のフルアルバム「明日は当然来ないでしょ」を出しました。風変わりな歌詞と、ジャズなどが融合した流れるような演奏が魅力です。4人とも現在22歳。荒谷翔大さん(ボーカル、キーボード)=福岡市、田中慧さん(ベース)=福岡県宇美町、斉藤雄哉さん(ギター)=福岡市、野元喬文さん(ドラム)=福岡県飯塚市=に話を聞きました。

 -初のフルアルバムを出した感想は。

 ★田中 やっとできたな、という感じです。1曲1曲じっくり作っていったので、出来上がったときに曲順を決めて並べてみたとき、意外と整ったものになったなと思いました。達成感がありますね。

 ★斉藤 いい思い出になりました。今年1月から始めて、制作期間が割と長くかかったので。レコーディング風景を撮ったことも含めて、ですね。

 ★荒谷 メンバーそれぞれ挑戦することがありました。僕としてもこのボリュームは初めてだったので、アルバムの流れを意識しました。皆でアレンジの面でも挑戦しています。前半の作業を終えたところでコロナの自粛期間になり、後半は自分で少しずつ作りました。

 ★野元 ジャケットは、SNS(会員制交流サイト)で呼び掛け、投稿してもらったら200通以上集まりました。ファンの方の発想は、自分が思っていたのをはるかに上回っていました。その中から選んだのがこのジャケット。多くの人とつながり、コラボできたのがうれしいです。

 -アルバムのタイトル「明日は当然来ないでしょ」の意味は?

 ★荒谷 意味はあるんですが、知らせたくない(笑)。皆さんの頭の中で考えてイメージを膨らませてほしいですね。

 -作詞・作曲はほとんど荒谷さんが手掛けています。独特な言葉の雰囲気ですね。

 ★荒谷 自分の中で捉えられない部分を詞にしています。無意識なところを、意識的に作業して出しているイメージですかね。最近は、曲が先、詞が先のどちらもあります。曲作りは高校1年から始めて6、7年になります。

 ★田中 歌詞に引っ掛かる部分はあるんですが(笑)、何も言うことはなくレコーディングに入ります。

 -題名に「天神」(福岡市)や「202」(国道202号)など、地元の地名も入れています。

 ★荒谷 それは意識的にタイトルにしました。「天神」は、街がまとまった感覚があるので、街の歌でしっくりくるなと思いました。「202」は「チャリでGo」という歌詞があり、すんなり決まりました。

 -作詞には井上陽水さんの影響もあるそうですね。

 ★荒谷 カラオケで聴いて、こんな歌詞なんだと驚きました。歌詞が自由で、こんな言葉の組み合わせでもいいんだ、と憧れますね。

 -「yonawo」というバンド名を付けたのは。

 ★斉藤 僕ら(斉藤・荒谷)の幼なじみの名字です。中学の同級生で音楽をやる友達がもう一人いたんですが、引っ越して東京に行きました。この4人でバンド名を付けるとき、そいつの名前を借りてきて、しっくりいくかな、と。5人目のメンバーという感じですね。

 -今後の活動は。

 ★田中 たくさんyonawoの音楽を作っていきたい。またアルバムも作り、作詞・作曲ももっとやりたいですね。

 ★荒谷 制作できる場所を自分たちで確保したい。プライベートスタジオを福岡につくって、皆で音楽を作っていきたいですね。そうしたら違う作り方もできるかもしれない。

 ★斉藤 楽しく長く続けたいですね。

 ★野元 音楽分野の人だけでなく、アートワークとか写真とかいろんなアーティストと関わって、協力できたらいいなと思います。いろんな人とコラボしていきたいですね。

 (文・根井輝雄、写真・穴井友梨)

 ▼yonawo(ヨナヲ) 2018年に自主製作したEP「ijo」「SHRIMP」が人気を集め、19年11月にメジャーデビュー。福岡市内のバスにラッピング広告も掲載。各地でライブも続けており、12月の東京でのライブを配信する予定。

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