「命も清流も守れない」 川辺川ダム反対住民ら集会 熊本市

西日本新聞 熊本版 長田 健吾

 7月豪雨で氾濫した球磨川治水対策として熊本県の蒲島郁夫知事が容認表明した支流の川辺川へのダム建設に反対する住民集会が22日、熊本市であった。豪雨で被災した流域住民も参加し「ダムでは命も清流も守れない」と訴えた。

 同市中央区の国際交流会館で開かれた集会には、県内各地から約300人が参加。ダム建設容認表明後、知事が国に求めた「流水型ダム(穴あきダム)」について、事務局側から説明があり「環境負荷が小さいとされるが川底に土砂がたまることで水は濁る。今いる生き物もすめなくなるなど、環境への影響は大きい」と強調した。

 人吉市や球磨村、八代市坂本町の被災者らは、ダムが緊急放流された場合の懸念や豪雨災害の検証の不十分さを指摘。人吉市の男性は「結束が必要な時になぜ分断をもたらすダムが必要なのか」と訴えた。

 集会後には、参加者で「住民不在のダム反対」などと書かれたプラカードを掲げながら市中心部をデモ行進した。 (長田健吾)

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