「1日森林セラピー」リフレッシュツアーに記者が参加 福岡・うきは市

西日本新聞 筑後版 渋田 祐一

 森林を歩くと心が落ち着き、さわやかな気持ちになる。この効果を、健康づくりや疾病予防にいかそうと生まれたのが森林セラピーだ。「うきは市癒(いや)しの旅先案内人協会」は、所属する森林セラピーガイドが12、1月を除く毎月1回、福岡県うきは市内のつづら棚田の散歩道、巨瀬の源流の森などを案内する「1日森林セラピー」を実施している。今月は22日に、紅葉が見頃を迎えている同市浮羽町小塩の「Dr.安元の森」を回った。50歳半ばとなり、疲れた心と体をリフレッシュしようとツアーに参加した。

 Dr.安元の森は広さ約1ヘクタール。近くの内科医・安元真武さん(81)が約30年前、山を購入し、モミジやケヤキなどを植栽していった。今では秋になると、山肌が赤く染まるほどの紅葉が見られるようになった。森林の効果を知る安元さんは、昨年から1日森林セラピーの場として提供を始めた。

 ツアーには、福岡市や大野城市などから21人が参加。4班に分かれて森を散策した。1班を引率した女性(73)は、ガイド歴12年のベテラン。森への道すがら、飛び交う鳥や咲いた花の特徴などを解説。道端の、イノシシがミミズを取るために掘った跡なども説明した。

 森林内はさまざまな木々が色づく。黄色やだいだい色、赤色の葉を付けたヤマモミジやカエデ。参加者はカメラやスマートフォンで盛んに写真を撮っていた。頂上部からはうきは市の街並み、柿の葉の紅葉で色づく山肌も望めた。シートを敷いてあおむけに寝て、体を解放する参加者も。泉さんは「今年は暖かく、紅葉が遅れ気味。その分、緑から深紅までの多彩な色彩が森で楽しめた」と話した。

 福岡市東区の会社員夫妻は3回目の参加。「森に入ると気持ちがよくなり癒やされる。ガイドさんの人柄も魅力」と今回も満足の様子。前夜、夜更かしした私は、寝不足からストレスいっぱいで参加したが、森からの帰りは気持ちも晴れて、足取りも軽やか。森林のセラピー効果を実感したツアーだった。

 次回は来年2月28日。

 (渋田祐一)

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