晩秋の菊めでる「残菊の宴」 太宰府天満宮

西日本新聞 ふくおか版 上野 洋光

 福岡県太宰府市の太宰府天満宮で23日、晩秋の菊をめでる伝統行事「残菊の宴」があった。平安時代から伝わる「四度(しど)の宴」の一つで、戦後に復活し、今回で37回目。みやびな催しを参拝客ら約50人が見守った。

 曲水の庭であった「盃(さかずき)の儀」では神楽が奉納された後、衣装を着た書家8人が流れる小川に、菊の花を浮かべた酒杯を口にした。その後、文書館であった「墨書の儀」で奉納する書を揮毫(きごう)した。

 菅原道真公の漢詩の一部「万事皆如夢」と金字で書いた福岡市の書家川上景扇さんは「コロナで今までとは違った生活を強いられている。まるで以前の生活が夢だったかのよう」という気持ちを込めたという。

 この残菊の宴は964年に大宰府の官人だった小野好古(おののよしふる)が菊の花をめでた菅原道真公をしのび、始まったと伝えられている。 (上野洋光)

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