クイーンビートル「客席ゆったり、航行滑らか」試乗ルポ【動画あり】

西日本新聞 古川 剛光 布谷 真基

 JR九州高速船(福岡市)は24日、クイーンビートルの関係者・報道向け内覧会と試乗会を博多湾で開いた。三つの船体をつないだトリマラン(三胴船)で全長83メートル。座席数は502席と、現行ビートルの2・6倍に増える。記者も乗り心地を体験した。

 スタンダード席の乗船料金は韓国航路の場合、片道(12歳以上)1万6千円。120席あるビジネスクラスは前席と自席の背もたれ間の幅は1・4メートルで、足元の空間が広く、ゆったりとした座り心地だ。同5千円の追加料金が必要。

 船は3階構造。1階にはカフェバーと、滑り台やテレビを備えた子ども向けの遊び場。2階には駐輪スペースがあり、自転車を持ち込んで旅を楽しむことができる。3階の展望デッキに出れば、潮風を感じて気分転換もできそうだ。

 福岡発のビジネスクラスでは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」に食事を提供する大分市の創作料理店「方寸」監修オリジナルサンドや、大分県産かぼすヒラメのちらしずし、台湾屋台の定番メニュー「魯肉飯ルーローハン」を味わえる。

 乗船中のシートベルト着用は不要で、航行中も船内を自由に歩き回ることができる。思ったより揺れや騒音は気にならず、滑らかな航行だと感じた。釜山まで3時間40分の船旅も快適に過ごせそうだ。

 船内のシートの色を少しずつ変え、全部で45色を採用した。デザインを手掛けた工業デザイナー水戸岡鋭治さん(73)が「お客さま一人一人、旅の思い、色が違うように」との思いを込めた。水戸岡さんは「30年にわたる航路を守り、もう一度韓国との豊かな交流をするため一生懸命に造った。早く走らせたい」と語った。(古川剛光、布谷真基)

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