小倉城に誇る鋼の筋肉 西工大ボディービルダー福本さん全国大会へ

西日本新聞 竹次 稔

 西日本工業大小倉キャンパス(北九州市)の建築学科3年生、福本(かいと)さん(21)が29日、ボディービルの全国大会「ゴールドジムジャパンカップ」(東京)に出場する。努力するだけ体が充実していく魅力にとりつかれて2年。新型コロナウイルスの影響で自宅でのトレーニングを強いられた時期もあったが、計画的な食生活と鍛錬を続けた成果を地方大会で発揮し、今年は数少ない全国の舞台に進んだ。

 沖縄県出身、高校球児だった。進学して北九州市で暮らすようになり、1人でも体を動かそうと、大学1年の頃から市内のジムで筋力トレーニングを始めた。

 最初は「暇つぶし程度だった」。本を読み、インターネットを見て独学。胸、腕、背中、肩、足と各部位を順に鍛えた。変わっていく自分の体。「努力すればするほど、筋肉が付いていくことに夢中になった」と振り返る。

 ボディービルでは、大会4カ月前から減量に入るという。生活に必要な一般的なカロリーより、摂取カロリーを抑え、逆三角形の体へと磨き上げる。

 だからこそ、食生活が鍵を握る。起床後、すぐにプロテインを飲む。朝食や昼食にあたる「トレーニング前」、夕食時間帯の「トレーニング後」の3回分の料理は朝、自分で調理し、弁当箱に詰める。定量のご飯のほか、低脂質で高タンパクな鶏の胸肉、キムチ、ピーマンなどの野菜を使った料理を繰り返し作り、食べる。

 今は午前中に大学の講義。午後、山口県下関市のジムで約3時間トレーニングし、その後はトレーナーのアルバイト。深夜、自宅に戻ってから再び胸肉やキャベツなどを口にする。ストイックな生活が続くが「つらいと思ったことは一度もない」と言い切る。

 10月中旬、西日本エリアのボーディービルダーが集った地方大会が福岡市であった。新人枠と身長が最も高いクラスの2部門で2位となり、全国出場を決めた。

 ボディービルの世界では大学生など、若い世代の選手が少ないという。福本さんは、鍛え上げた鋼鉄の体を大学近くの小倉城前で披露し「自分が全国大会で上位に入り、この魅力を多くの人に伝えたい」と誓った。 (竹次稔)

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