CO2フリー水素製造へ実証事業 福岡・北九州市など

西日本新聞 山下 航

 福岡県と北九州市は24日、製造工程で二酸化炭素(CO2)を排出しない「CO2フリー水素」を製造、供給する国の実証事業を、大手重工業メーカー「IHI」(東京)などと共同で開始したと発表した。太陽光と風力、ごみ発電の三つの再生可能エネルギーを利用し、水を電気分解して水素を製造する。市と環境省によると、三つの再生可能エネルギーを同時に制御して水素製造に活用する仕組みは全国初という。

 実証事業には北九州市などが出資する電力小売業「北九州パワー」(同市)などが参加。同市若松区響灘地区に水を電気分解する装置を設置し、製造した水素を、燃料電池自動車の水素ステーションや市の施設に供給する。

 同地区には太陽光と風力発電の施設が集積しており、ごみ発電に関しては北九州市内の焼却施設から供給を受ける予定。来年秋の水素の製造開始を目指し、事業は2022年度までの予定。

 菅義偉首相は2050年までに国内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにすると宣言しており、市は政府と歩調を合わせて脱炭素の取り組みを強化する方針。 (山下航)

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