「確実に進む1年」願い込め…正月の縁起物作り 福岡・太宰府天満宮

西日本新聞 ふくおか都市圏版 上野 洋光

 福岡県太宰府市の太宰府天満宮で24日、絵馬や矢など新年の縁起物作りが始まった。来年の干支は丑(うし)。置物などをデザインした博多人形師の中村弘峰さん(34)=福岡市=は「牛歩のように、一歩一歩確実に進む1年にしたい」との願いを込めたという。

 菅原道真公が生まれた年が丑年だったことや、遺体を運んでいた牛が動かなくなった場所を墓地とし、後の太宰府天満宮になったことなど、天満宮と「うし」には関わりが多い。境内の御神牛像の頭をなでると賢くなるという信仰もある。

 中村さんは、牛をかたどった置物の前掛けの一部に冠位十二階で最上位の紫を使用。「天満宮と最も縁が深い牛なので、最も位の高い紫を選んだ」という。

 年末まで縁起物作りで忙しいみこの一人、大内田比茄子さん(22)=朝倉市=は「来年はコロナの心配がなくなるように願いを込めて作っています」。

 同宮は初詣の分散参拝を呼び掛けており、縁起物は12月1日から3月末まで授与する。同宮はこの期間の参拝客を例年通り200万人以上と見込み、縁起物も昨年同様に約9万6千個を準備する。 (上野洋光)

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