県「警戒強め対応を」 福岡で鳥インフル 県庁で連絡会議

 福岡県宗像市で高病原性とみられる鳥インフルエンザの発生が確認されたことを受け、長崎県は25日、「県鳥インフルエンザ警戒連絡会議」を県庁で開き、県関係者が現状や今後の対応などについて確認した。

 会議の冒頭、上田裕司副知事が「本県でもいつ発生するか分からない状況にあり、警戒感を強めて対応していく必要がある」と強調。今月5日以降、香川県で鳥インフルエンザの発生が相次いでいるものの、県内では家禽(かきん)、野鳥ともに異常がないことを報告した。また香川県での発生などを受けて、100羽以上の鶏などを飼育する県内の家禽飼養農場133戸を対象に25日から消石灰を配布し、12月4日までに緊急的な消毒を実施することも説明された。

 養鶏関係者も参加して対策について情報共有する「鳥インフルエンザ防疫対策会議」も開催。県内への渡り鳥の飛来ルートにある韓国でも野鳥の感染が確認されており、綾香直芳農林部長は「発生リスクは高くなっている。鶏舎周辺の池の水を抜くなど、渡り鳥が近づかない環境整備も重要だ」と述べた。 (岡部由佳里)

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「水際で止めなければ」県内業者不安の声

 感染が広がれば、養鶏の殺処分や風評被害など影響が大きい鳥インフルエンザ。25日に発生が確認された福岡県宗像市は同じ九州北部だけに、県内の養鶏業者に不安の声が広がった。

 県養鶏農業協同組合の「高原ファーム」(東彼杵町)は2万5千羽を飼育。組合関係者は「(宗像市は)かなり近いので怖いですね」と警戒する。

 防鳥ネットを張った鶏舎の周囲や養鶏場入り口に石灰をまいたり、長靴や車のタイヤに消毒液を散布したりして感染防止に努める。県内で過去、家禽の鳥インフルエンザの発生例はないが「万一、発生したら大変な事態になる」。

 島原市で約2万羽の鶏を飼育している男性(50)は「この冬はどこで発生してもおかしくない。消毒を徹底して、何としても水際で食い止めなければ」と気を引き締めた。

 野鳥がウイルスを運ぶ可能性もある中、気掛かりは毎年冬、国営諫早湾干拓事業の調整池(諫早市)に飛来するカモの大群だ。

 「養鶏業者にとって脅威だ。行政による駆除をお願いしたい」 (真弓一夫、古長寛人)

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