生徒「実物触れうれしい」 液体窒素実験に歓声 九工大教授出前講義

西日本新聞 筑豊版 坂本 公司

 飯塚鎮西中(福岡県飯塚市大日寺)は20日、九州工業大情報工学部(同市川津)の小田部荘司教授を招き、液体窒素や超電導体を使った実験を見せる講義を開いた。小田部教授が次々と披露する珍しい現象に生徒は歓声を上げていた。

 生徒の科学技術への関心や将来の進路への意識を高めようと、飯塚鎮西中が総合的な学習の時間の授業として企画。1年生109人が対象で、3クラスが順番に同じ授業を受けた。

 小田部教授はまずマイナス196度の液体窒素を使った実演をスタート。生徒に液体窒素に漬けた花びらを触らせ、パリパリと崩れる様子を体験させた。触った生徒は「ポテチ(ポテトチップス)だ」「ガラスみたい」と驚きの声。

 「指先を1秒以内だけ」という注意の下、全員が順に液体窒素に触れる体験も。「ふわふわする」「水に触ったような感じがしない」と盛り上がった。小田部教授は指に付いた液体窒素が体温により一瞬で蒸発するため、長時間でなければ問題ないと説明を加えた。

 液体窒素で冷やされて磁石のような力を持つ物質・超電導体の上に磁石を置こうとすると、接着せずに浮き上がる現象も見せた。講義の中で「実験は予想と違う結果になることも多いが、それが面白い。失敗は成功のもと」と研究のポリシーも強調。「ぜひ近いうちに私の研究室で一緒に学びましょう」と科学者候補たちにエールをおくった。

 秦浩太朗さん(13)は「浮いてる磁石を触ると、本で読んで想像していたのとは違った感覚だった。実物に触れてうれしい」と喜んでいた。 (坂本公司)

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