「勝負強さ別格」「優勝は励みに」 ファンら、万雷の拍手

西日本新聞 社会面 梅沢 平 田中 早紀 平峰 麻由

 4連勝で一気に頂点に駆け上がったタカ選手たちの姿に、笑顔と、希望と、力をもらった。プロ野球の福岡ソフトバンクホークスがファンの強い後押しで巨人を退けた。福岡市のペイペイドームでは優勝の瞬間、チームの奮闘をたたえる万雷の拍手が響いた。

 1点を先制された初回裏、2点本塁打で逆転すると観客は勢いづき、その後はホークスのペースで進んだ。ダイエー時代からホークス一筋という同市中央区の会社員松汐和悟さん(54)は「今年の勝負強さは別格。他のスポーツイベントが中止になる中、ホークスの頑張りはすごく励みになった」と感慨深げだった。家族で観戦した福岡県福智町の駒谷翔太郎さん(10)は「最後までドキドキしたけど、日本一になってくれてうれしい」と喜びを爆発させた。

 今年は新型コロナウイルスの影響で観客の入場が制限され、スタンドで観戦できないファンも多かった。

 地元の唐人町商店街の奄美居酒屋「まんでぃ」では、例年の半分の50席でパブリックビューイング(PV)を行った。今季もチームの投手陣を引っ張った甲斐拓也選手はこの日、力強い打撃を披露。会場で福岡市城南区の田中裕子さん(62)は「ここっていうときにやってくれて頼りになる」と目を潤ませ、商店街振興組合の大川内斉さん(50)は「優勝は商店主の励みになる。この強さにあやかって、少しでも商店街を盛り上げたい」と言葉に力を込めた。

 ホークスのファーム本拠地「タマホームスタジアム筑後」(福岡県筑後市)がある筑後地区でも声援が上がった。昨年までタマスタにいた栗原陵矢選手は日本シリーズで最高殊勲選手(MVP)に輝いた。自宅近くのPV会場で観戦した久留米市の会社員高木梓さん(39)は「2軍の中でもズバ抜けていた。活躍してくれてうれしい」と喜んだ。 (梅沢平、田中早紀、平峰麻由)

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