「これから、どう生きたら良いのか分かりません」…

西日本新聞 ふくおか都市圏版 井崎 圭

 「これから、どう生きたら良いのか分かりません」。しばらく前に新型コロナウイルスの影響で職を失った女性たちを取材した。IT企業や免税施設で懸命に働いた人々が、客足や需要の減少により会社側から解雇や雇い止めを言い渡されていた▼このうち40代の女性は離婚を経験し、契約社員として一人で生計を立てていた。生活が困窮しても頼れる親がおらず、貯金もわずか。「頑張っても報われない社会ですね」と嘆いた▼取材した体感では、雇用情勢は国の発表以上に厳しいものがある。だが日経平均株価は高値で推移しており、経済の実態を反映しているとはとても思えない。持てる者が富み、持たざる者は貧する。そこには格差の広がりが見て取れる。この時代に新聞が何を伝えるべきか。必死に考えたい。 (井崎圭)

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