九州の実習生励まし続け 福岡ベトナム総領事が慰問

西日本新聞 総合面 久永 健志

 新型コロナウイルスの影響で日本から帰国できないベトナム人の技能実習生を励まそうと、在福岡ベトナム総領事館が九州各地の職場を訪問している。各職場で「実習生が帰国できるまで仕事を続け、安定した生活を送れるよう支援してほしい」と求めている。

 同総領事館のヴー・ビン総領事らは19日、実習生9人が働く福岡県久留米市の農業生産法人「ベジハート」の農園を訪問した。夫と5歳の子どもを母国に残して働くブイ・ティ・ミン・リさん(30)は「航空便がなくなって帰国できないのがつらい」と心情を吐露。ヴー総領事は「直行便再開まで焦らず待って。困ったことがあったら連絡してほしい」と呼び掛けた。総領事による激励の訪問は異例で、涙ぐむ実習生もいた。

 同総領事館によると、九州・沖縄にいるベトナム人は約4万2000人(昨年12月現在)。仕事や学業に影響が出ている留学生、実習生もいるため、3月ごろから受け入れ企業や日本語学校への訪問活動を始めた。

 同市の久留米建設では、ヴー総領事が実習生の雇用維持を要請。同社の高田周三専務は「職人不足で実習生は当社の戦力。今後も継続的に受け入れたい」と応じた。

(久永健志)

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