田川署、飲酒運転の摘発急増 県内ワースト、背景に「家飲み」

 福岡県警田川署管内で飲酒運転の摘発件数が急増し、先月末時点で県警ワーストとなっていることが、同署への取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大を受け、自宅で飲酒する“家飲み”が増加、飲酒中に酒のストックが切れた人がそのまま車で買いに出て摘発されるケースが増えていることが一因という。署は「軽い気持ちかもしれないが、重大事故につながりかねない極めて危険な行為」と警告する。

 同署によると、飲酒運転の摘発件数は昨年74件で県内4位だったが、今年はすでに昨年を上回る77件(1月~10月末)で同1位。県警全体では昨年より113件減の1124件(同)と減少傾向の中、同署管内の増加ぶりが際立っている。

 今年は新型コロナの影響で、不特定多数が集まる飲食店などを避け、自宅で飲酒する人が増加。一方で、同署管内は、都市部が少なく自宅近くにコンビニや酒店がないケースが多い。同署は、酒が切れてしまうと「あと一杯」が我慢できず、酔って正常な判断ができないまま車で買い出しに出て摘発される事案が増えていると分析している。

 飲酒運転の取り締まりを強化している同署は25日、添田大任地区交通安全協会と連携し、道の駅「歓遊舎ひこさん」(添田町野田)で飲酒運転撲滅に向けた啓発活動を行った。警察官や協会関係者らが「飲酒運転には気をつけてください」などと言いながら、来場客にチラシを配布していた。協会の大久保徳隆副会長(77)は「悲惨な事故を減らすため、啓発活動を地道に続けてきたい」と話した。 (吉川文敬)

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