ツシマヤマネコ繁殖へ「巣立ち」 福岡市動物園の雄2匹、県外施設に

西日本新聞 ふくおか都市圏版 横田 理美

 福岡市動物園は12月5日、同園で飼育する国の天然記念物ツシマヤマネコ5匹のうち雄2匹を繁殖のために県外の動物園に移す。絶滅危惧種であるツシマヤマネコを飼育下で増やし、野生に返す道を探る取り組みの一環。冬から春の繁殖期を前に、全国10施設で飼育や管理されている27匹のうち7匹が各地に移動する。

 「巣立ち」を迎えた2匹はいずれも同園で生まれた。あおば(2歳)は長崎県佐世保市の九十九島動植物園森きららへ。こう(1歳)は横浜市のよこはま動物園ズーラシアで人工授精後、環境省の野生順化ステーション(長崎県対馬市)で野生復帰を視野に訓練する。

 福岡市動物園によると、国内での繁殖は2020年、ゼロだった。17~19年は同園のキュー(雄、推定11歳)、ひめ(雌、同5歳)のペアのみが繁殖に成功。同園ではこのペアを含む3匹を引き続き飼育する。 (横田理美)

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