高齢者施設の職員、相互派遣 北九州市、クラスターに備え協定

西日本新聞 北九州版 野間 あり葉

 北九州市は27日、高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生して職員が不足した場合、別の施設から職員を派遣するための協定を北九州高齢者福祉事業協会(高福協、戸畑区)と締結した。

 派遣対象施設は、市内の入居タイプの高齢者施設約300カ所。クラスターが発生した施設から要望を受けた市が、高福協に派遣を依頼。高福協は、派遣職員として登録している介護士と看護師の調整を行い、職員が所属している施設から派遣してもらう。

 派遣職員は、5人を1グループとして応援体制を組む。派遣期間は約1週間で、感染状況によってさらに人員を増やすことも検討する。

 市からの支援として、協力施設に1回の派遣ごとに15万円、派遣職員に1日当たり1万5千円~3万円の謝礼金を支払う。このほか、交通費の助成や派遣職員に対するPCR検査の実施も協定内容に盛り込んだ。

 市と高福協は、来月上旬にも派遣職員向けの感染対策研修を行う予定。

 市内では5月から8月にかけて3カ所の高齢者施設でクラスターが発生し、70~90代の入所者5人が死亡したほか、他施設でも入所者の感染が相次いで確認された。 (野間あり葉)

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