中村哲さんの“源流”たどる 北九州・若松区で企画展

西日本新聞 社会面 古瀬 哲裕

 福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表を務めた中村哲医師が、北九州市若松区で過ごした幼い頃の写真などを紹介する企画展「中村哲の源流(ルーツ)」が12月1日、同区の火野葦平資料館で始まる。若松出身で伯父の芥川賞作家火野葦平や労働者のために奔走した父勉さんに関する資料も展示。人道支援活動に生涯をささげた中村さんの「源流」を紹介する。

 中村さんは幼少期から小学1年の途中まで若松に暮らした。会場には、幼稚園や小学校の制服姿、火野や親族らと納まる場面など写真約10点を展示。戦前、労働運動に身を投じた勉さんが摘発されたことを伝える記事や、議員選挙に立候補した勉さんの名前が登場する火野の小説「花と龍」の新聞連載記事も紹介する。

 主催する「火野葦平資料の会」の坂口博会長は「アフガニスタンの人々のために尽くした中村さんの原点を感じられる展示にしたい」と語る。入場無料、月曜休館。来年3月末まで開催予定。 (古瀬哲裕)

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