剣道の指導中に意識不明 5人連携し救助 諫早消防署が感謝状

西日本新聞 長崎・佐世保版 古長 寛人

 剣道の指導中に倒れて意識不明になった男性(52)の人命救助に貢献したとして長崎県諫早消防署は28日、救護などに当たった5人に感謝状を贈った。

 同署などによると、男性が倒れたのは14日正午ごろ、諫早市の西陵高武道場であった同高と緑が丘中(長崎市)の剣道部の合同練習。同高の部員の保護者で、ともに看護師の粟田千栄さん(51)と三田村幸香さん(41)が駆け付け、汗にぬれて締まった防具のひもをはさみで切り、体温が奪われないように体を拭き続けたり、交代で心臓マッサージを施したりした。

 部員の中江駿介さん(17)が武道場の地下まで走って持ち帰った自動体外式除細動器(AED)を、同中の部顧問、佐々木浩子さん(51)が作動。同中の部員の保護者、沖升正則さん(46)が119番通報した。

 男性は呼気や脈が弱い深刻な状態だったが約4分後に意識を取り戻し、自宅で療養中という。「迅速で的確な行動が尊い命を救ってくれた」と冨岡正英署長。

 粟田さんは「意識が戻っても再び急変しないよう、ずっと話しかけた」、三田村さんは「『この人にも家族がいる』と思い、とにかく助けたかった」、中江さんは「1秒違うだけで命に関わると思い、全力で走った」と振り返った。 (古長寛人)

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