哲さんの志継ぐ 中村医師追悼の会 熊本市で486人参加

西日本新聞 熊本版 松本 紗菜子

 アフガニスタンで用水路建設や医療活動に取り組み、昨年12月に現地で凶弾に倒れた中村哲医師=当時(73)=の追悼の会が29日、熊本市で開かれた。ペシャワール会熊本連絡会が主催し、486人が参加した。

 壇上には中村さんの写真と花が置かれ、冒頭に全員で黙とうをささげた。「用水路が運ぶ恵みと平和」と題した中村さんの活動を紹介する映像を流した後、ペシャワール会広報担当理事の福元満治氏が講演し「誰も行かないところでこそ、われわれは必要とされる」など中村さんが残した言葉を紹介。「異文化の中での活動で、中村先生は文化に自分の尺度を持ち込まず、いかに協力して命を助けるかということだけに集中していた」と振り返った。

 また、中村さんと30年以上にわたり活動してきたPMS(平和医療団・日本)支援室の藤田千代子室長も登壇し「現地で一緒に泥だらけになって作業する中村先生の姿はアフガニスタンの人々に大きな勇気を与えていた」と語った。

 追悼の会に参加した熊本市の淀房子さん(73)は「生前の中村先生のお話を聞くことはかなわなかったが、自分にできることをやっていきたいと思った」と話した。 (松本紗菜子)

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