上柿元シェフ実演、フランスを味わう 佐世保で「トーク&ランチ」
「ロートレックと136人の画家展」が開かれている長崎県佐世保市の島瀬美術センターで29日、日本を代表するフランス料理人の上柿元勝さん(70)=同市=が料理を解説、実演する「トーク&ランチ」があった。参加者約20人は、九十九島のカキなど地物の食材を使った料理に舌鼓を打った。
佐世保魚市場から仕入れた鯛のクリームスープ、牛頬肉の赤ワイン煮、熊本県産の栗が入ったテザートなどを提供。上柿元さんは実演で「自然の恵みは捨てるところがない」としてニンジンソテーは皮付きで、ユズは薄皮部分も余すところなく調理した。最後は「しっかり食べて新型コロナウイルスに対抗する免疫をつけましょう」と話した。
同市島地町の料理研究家森奈音子さん(58)は「素材の味が生かされていて最高でした」と興奮した様子だった。 (岩佐遼介)