福岡県鳥インフル対策費 防護服備蓄など 12月議会提案

西日本新聞 一面 御厨 尚陽

 福岡県宗像市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、県は29日、野鳥の侵入を防ぐ養鶏場への防鳥用ネットの整備や防護服の追加備蓄など、対策の強化を実施する方針を固めた。感染拡大に備えた措置で、関連経費約7億2600万円を含んだ予算案を12月定例議会に提案し、早期議決を求める。

 県は28日までに養鶏場の鶏約9万2千羽を処分し、防疫措置を完了した。ただ、同型のウイルスが確認された香川県では計8養鶏場に感染が拡大。予防対策が喫緊の課題となっている。

 関係者によると、県内全約150養鶏場のうち、周辺に野鳥が訪れやすい池などがある約50養鶏場を中心に防鳥用ネットを整備し、鶏舎周辺の感染対策を強化する。今後の発生に備えて、防護服やゴーグルなどの物品も追加備蓄する。現場から半径10キロ以内にあり、鶏や卵の移動や圏外への搬出を制限している区域の計7養鶏場には、手当金の支給や運営資金借り入れに対する利子を補給する。

 また、新型コロナウイルスの感染者が県内でも増加しているため、重症化リスクの高い高齢者や障害者の入所施設の職員を対象に無料でPCR検査する予算案も、早期議決を求める。

 定例議会は12月1日に開会。当初は最終日の18日に採決される予定だったが、各会派と調整した上で、7日に前倒ししたい考えという。 (御厨尚陽)

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