漢字、ごみ…電話で相談して インド人女性、不動産会社で英語対応 

西日本新聞 ふくおか都市圏版 宮下 雅太郎

 「日本はごみ出しのルールが複雑。注意書きの漢字も読めない。助けて」。電話越しに米国人の男性が早口の英語でまくし立てる。福岡市・天神の不動産賃貸管理会社「ビレッジハウス・マネジメント」九州支社に勤めるカウル・サンディープさん(28)は身の上話を聞きながら、柔らかい物腰で対応した。そんな彼女にも、文化の違いに戸惑った過去がある。

 インド出身で、大分県別府市の大学入学を機に来日。最初に驚いたのは日本語しか通じないことだった。英語など四つの言語を習得していたが、買い物にも苦労した。「引っ越し先に備え付け家具がないことにも驚いた。ごみの分別も寮母さんに注意されて知った」

 外国人居住者の力になろうと、2019年春、賃貸物件の入居者の約2割が外国人という同社に就職。英語対応チームの一人として、全国の居住者からの電話相談に応じる。コロナ禍で技能実習生たちの受け入れが難しくなり、外国人の賃貸需要は一時減ったものの、9月下旬から戻りつつあるという。「大好きな福岡の良さをお客さんに伝えることもある。街のにぎわい回復に少しは貢献してるのかな」 (宮下雅太郎)

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