巡査自殺「熊本県警は謝罪と説明を」 遺族が記者会見

西日本新聞 社会面 綾部 庸介 松本 紗菜子

 熊本県警玉名署の刑事だった2017年9月に自殺し、今年11月に公務災害と認定された渡辺崇寿(たかとし)巡査=当時(24)=の遺族らが30日、熊本県庁で記者会見し「県警は説明責任を果たしてほしい」と述べ、謝罪や損害賠償を求めることを明らかにした。

 遺族側によると、県警は自殺に関する内部調査報告書で長時間労働を自殺の一因としていたが、調査を要請した際も報告書の存在を知らせなかった。「責任ある仕事は任せていない。自死の理由は分からない」などと説明していたという。

 会見で遺族側は、県警は職場での安全配慮義務に違反し、遺族に対して虚偽の説明をしたと主張。交渉がまとまらない場合は提訴も検討するという。母美智代さん(60)は「認定は大きな一歩だが、息子の名誉はまだ傷つけられたままだ」と涙ぐんだ。(綾部庸介、松本紗菜子)

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