遠く離れた大切な人へ 大分・豊後高田の「手作り万菜おせち」

西日本新聞 夕刊

 大分県豊後高田市の直売所玉津まちの駅「夢むすび」で、地元の女性たちがお正月の「手作り万菜おせち」を販売して8年目。今年、メンバーに、2人の地域おこし協力隊員が加わった。

 その1人、串田莉紗子さん(25)は、7月に当地へ移り住んだばかり。スタッフとして調理場に立ち、地元の食文化を学びつつメニューの企画も担う。「令和3年のおせち」のテーマに掲げたのは「遠く離れた大切な人に、距離や世代を超えて届ける味」。

 黒豆や筑前煮などの定番に加え、特産白ネギ入りのミートボール、鶏とダッタンそばのテリーヌなどは、子どもらとの調理体験で好評だった料理。地元の米で育てたブランド「豊後・米仕上(しあげ)牛」の西京焼き、マテガイとタケノコのつくだ煮など、お正月ならではのぜいたくな品も多い。

 高温加圧真空調理という方法で個包装されていて、常温で保存でき、好きなときに好きな盛り付けで食べられるのがいい。

 「コロナ禍で帰省は無理なので、石川県に住む両親に贈ります」と串田さん。「このおせちは、私が地元のお母さんから受け継いだ味のバトン。それをつなぐ仕事をしているんだよって」。あなたも大切な人に届けませんか?

 (フリー記者・森千鶴子)

 ▼手作り万菜おせち 16品の「昭和」が1万5000円、20品の「豊後」が2万円(税・送料込み)。受け付けは18日まで。夢むすび=0978(25)4705(午前10時~午後3時。第1、第3日曜日定休)

PR

くらし アクセスランキング

PR

注目のテーマ