黒田長政が開削命じた堀川 着工400年催し続々 ライトアップに散策

西日本新聞 北九州版

 遠賀川と洞海湾を結ぶ運河・堀川が来年、掘削開始400年を迎えるのを記念して、福岡県中間市が記念イベントを企画している。氾濫を繰り返していた遠賀川の治水対策として、福岡藩初代藩主の黒田長政が掘削を命じた堀川。19日から川沿いをライトアップするのを皮切りに、来年1月まで史跡を巡る散策やシンポジウムなどの催しを開催する。

 堀川の掘削は1621年に始まり、遠賀川の水を分けて洞海湾に流し、流域の田畑を潤す計画だった。長政の死後、工事の難しさなどで長期の中断があったが、藩財政の立て直しで新田開発を急ぐため工事を再開。中間市の水門「中間唐戸」を取水口として1762年に開通した。

 19日に始まるライトアップは、中間唐戸から下流の堀川沿いに竹灯籠を並べ、川の上に竹のランプをつるす。来年1月末まで。

 20日には堀川ウオーキングを開催。中間唐戸から堀川沿いを15人1グループで歩く。所要時間は約3時間。1グループに観光案内ボランティア2人が同行し史跡を説明する。参加者には抹茶、ぜんざいが振る舞われる。参加無料で計60人を先着順で募集する。締め切りは18日。

 来年1月24日にはシンポジウム「水遺産の未来を考える」を、なかまハーモニーホール(同市蓮花寺3丁目)で開く。水にまつわる遺産の未来について、柳川市、熊本市、佐賀市での取り組みを現地の市民団体などが紹介し、今後の堀川の保全と活用に生かす。参加無料で定員は150人。事前の申し込みが必要。

 中間唐戸がある唐戸自治会の青常紀会長は「イベントを通して若い人にも堀川を知ってもらいたい」と話す。申し込みなどは中間市教育委員会生涯学習課=093(246)6224。

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