「5期目」揺れる胸中 米大統領選刺激?引き際意識? 秀島佐賀市長

西日本新聞 佐賀版 米村 勇飛

 来年10月22日の任期満了まで1年を切った佐賀市の秀島敏行市長(78)は2日、市議会一般質問で次期市長選への出馬に関して問われ、「来期をどうするということは具体的に考えていない」と述べ、従来通り明言を避けた。ただ、同年代が争った米大統領選挙に刺激を受けたような発言をしたり、引き際を意識した句を持ち出したりと、揺れる胸の内をのぞかせた。

 福井章司氏(自民政新会)の質問に答えた。答弁では出馬の意欲こそ明言しなかったが、ドナルド・トランプ氏(74)とジョー・バイデン氏(78)が激戦を繰り広げた米大統領選に触れ、「2人とも私と年齢的には変わらないが、(熱意や気力など)強いものを感じた。ある意味での勇気を頂いた」と発言。5期目に挑戦する意欲をにおわせた。

 ところが、その直後に明智光秀の娘で、壮絶な最期を遂げた細川ガラシャの辞世の句に言及した。市長は詳細に紹介しなかったが「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」という句で「花も人も、散り時を心得てこそ美しい」の意味。議場では「そういったものを忘れずにやってきたし、これからもそういう気持ちでと思っている」と述べ、今期限りでの引退も感じさせた。

 答弁後、西日本新聞の取材に秀島市長は「交錯しているというか、行き来しているというか…。決めていない」と述べるにとどまった。答弁を聞いたある自民市議は「やる気満々だと感じた。やる気はうせてない」と続投に傾いていると分析した。 (米村勇飛)

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