宮崎鳥インフル3例目 都城の養鶏場、殺処分開始 広域に感染拡大

西日本新聞 社会面 佐伯 浩之

 宮崎県は3日未明、都城市高崎町笛水のブロイラー養鶏場の死骸から、遺伝子検査で高病原性の可能性が高い鳥インフルエンザの感染を確認したと発表した。県内で3例目。県は同日、殺処分などの防疫措置に踏み切った。日向市に続き、都農町でも感染が確認されており、県内の広域に感染が拡大しつつある。また、県などは2日までに両市町の養鶏場の計約7万羽を殺処分した。

 県によると、都城市の養鶏場は約3万6千羽のブロイラーを飼育。同日正午ごろ、72羽の鶏の死骸が見つかり、都城家畜保健衛生所(都城市)による簡易検査で、陽性反応が確認された。同市では初めての発生になる。

 都農町川北の養鶏場では1日に34羽の死骸が見つかり、2日未明に高病原性の疑いがある鳥インフルエンザの感染を確認。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請し、県職員ら約250人態勢で約3万羽のブロイラーの殺処分と埋却に着手し、同日朝に完了した。

 県は、発生養鶏場の半径3キロ圏内を鶏や卵の移動を禁じる移動制限区域、3~10キロ圏内を圏外への持ち出しを禁じる搬出制限区域としている。この養鶏場の10キロ圏内には166の養鶏場で計約633万羽が飼育されており、県内有数の養鶏場集積地となっている。

 1日未明に確認された日向市東郷町下三ケ(しもさんげ)の養鶏場のウイルスは、国の遺伝子解析で強毒の高病原性ウイルス「H5N8亜型」であることが分かった。

 現場に通じる主要道路の複数箇所に消毒ポイントが設けられ、畜産関係車両に消毒を実施。日向市と都農町の養鶏場は2日午後3時すぎ、消毒などの防疫措置を終えた。

 県では2017年1月の木城町での感染を最後に発生していなかった。11年1~3月には、2市6町で計約101万羽が殺処分されている。 (佐伯浩之)

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