雌を探して都心部へ?若い雄の「離れザル」か 福岡市・天神

西日本新聞 梅沢 平

 福岡市・天神の都心部に現れた1匹のサル。専門家はニホンザルの若い雄で「群れを離れて単独で雌ザルを探す『離れザル』ではないか」とみる。交尾期を迎えたこの時期、山林を離れて人里に出てくることもあり、注意を呼び掛けている。

 ニホンザルの生態に詳しい龍谷大国際学部の鈴木滋教授(人類学)は、天神に現れたサルは写真や映像から「6歳前後の雄」と推測する。若い雄は繁殖可能な年齢を迎えると群れを離れ、別の群れの雌ザルを探す。10~1月に交尾期を迎え、場合によっては数十キロ移動することがあるという。

 福岡市動物園によると、ニホンザルは市近郊では東部の立花山や三日月山などに群れで生息。今回のサルも目撃情報を総合すると、東部から移動してきた可能性がある。

 人に慣れていない野生のサルが攻撃的になることは少ないというが、11月には北九州市で男児(5)が襲われてけがをした。同園の安河内清文動物相談員は「万が一、サルに遭遇しても近寄って刺激せずに、ゆっくりと後ずさりして離れてほしい」と話した。 (梅沢平)

【写真特集】天神のサル騒動

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ