古里の被災、心に刻む 日田市の中学生が豪雨被害現場回る

西日本新聞 大分・日田玖珠版 中山 雄介

 大分県日田市中津江村の津江中の生徒約30人が11月27日、7月の記録的豪雨で被災した村内4カ所の被害現場を見て回った。流れ込んだ土砂が残る施設や崩落したままの市道などを心に焼き付けた。

 古里の被害現場を次の世代にも伝えてもらうために、同中が企画。地元住民や市中津江振興局などが協力し、発災当時の状況などを説明した。

 高齢者生活福祉センターには裏山から土砂が流れ込み、解体工事が進められている。工事を担当する梶原興業(同市)の上原正稔さん(58)が天井まで約1メートルに迫る量の土砂が押し寄せた話をすると、生徒は驚いた顔をして聞き入っていた。上原さんは「自然の力に人間は及ばないが、減災はできるはず」と備えの大切さを語った。

 原部地区ではぽっかりと穴が開いたままの市道田ノ口線の崩落現場、野田、間地地区では山から土砂が大量に流れ込んだ現場を見学した。中津江振興局では防災行政無線の放送を体験した。

 同中1年の奥村晴さん(13)は「普段は通らない場所で、被害がたくさん発生していたことが分かった。家族で避難について話しておきたい」と気を引き締めていた。 (中山雄介)

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