阿蘇神社拝殿で上棟祭 熊本地震で被災、来年6月完成予定

西日本新聞 熊本版 佐藤 倫之

 2016年の熊本地震で被災した阿蘇神社(熊本県阿蘇市)拝殿の骨組みが完成し、氏子らも参列して3日、上棟祭があった。今後は内装工事が本格化し、来年6月に完成予定。23年末の再建を目指す楼門(国指定重要文化財)の組み立て工事も来年2月から始まる予定で、復旧に向けた動きが着々と進んでいる。

 拝殿は戦後間もない1948年に建てられ、地震で倒壊。総事業費約7億円のうち、7割は全国からの寄付金で賄われた。建材には、県立阿蘇中央高(同市)の演習林の木材などを活用。柱の根元は鋼管などで補強され、震度7を想定した耐震補強も施されたという。

 神事を終え、阿蘇惟邑(これくに)宮司は「全国各地からお気持ちがあり、拝殿再建につながった。感謝の気持ちを返していきたい」と話した。

 拝殿前の楼門も再建作業が本格化している。作業用の素屋根の中では、地震で破断した10本の柱などの修復作業が進められており、年明けからはクレーンを使った組み立て作業にも着手する予定という。 (佐藤倫之)

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