持続可能な人吉観光を 若手経営者が新組織立ち上げ 災害教育ツアーも

西日本新聞 熊本版 中村 太郎

 7月の熊本豪雨発生から4日で5カ月。甚大な被害を受けた熊本県人吉市の観光復興にSDGs(持続可能な開発目標)の視点を取り入れようと、若手経営者らが一般社団法人「らぞLABO」を立ち上げた。企業や学生を対象にしたSDGs研修や災害教育のツアーを開発。将来的には「持続可能な観光」に関する国際認証を取得し、アジア圏以外からのインバウンド増加を目指す。

 団体のメンバーは市内の観光事業者や飲食店、建設業など30~40代の5人。10月に法人を設立し、11月16日には被災地の誘客向上を目指す観光庁の支援事業に採択された。

 メンバーは今後、市内の観光団体や県旅行業協同組合と協力し、SDGsの観点に立った新たなツアーを開発。来年2月までに企業や大学生向けのお試しツアーを複数回行うほか、来夏にはオランダの国際認証団体「グリーンディスティネーションズ」に持続可能な観光地としての認証を申請する予定だ。

 3日、人吉市役所で市と団体の連携協定締結式があり、北貴之代表理事(35)は「地域の人の意識が変わり、観光を通じて持続可能な人吉市をつくるきっかけにしたい」とあいさつ。松岡隼人市長は「大変ありがたい取り組み。一緒になって復興やまちづくりに取り組む」と応じた。 (中村太郎)

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