新酒の季節に「酒林」 小城の天山酒造で新調 佐賀県
佐賀県小城市小城町の天山酒造の玄関先に、新酒の季節の到来を告げる新しい「酒林(さかばやし)」が掲げられた。
酒林は「杉玉」とも呼ばれ、古くから続く日本酒文化の一つ。毎年新酒ができる時期に新調して、酒屋の軒下につるす風習がある。
同酒造では、竹製の芯に挿した杉の葉をはさみなどで丸く刈り込み、直径約1・2メートルの酒林に仕上げた。七田謙介社長(49)は「今年の新酒はすっきりとした味わいに仕上がった。多くの人に楽しんでもらいたい」と話した。
新酒「しぼりたて生原酒」は、1・8リットル2585円、720ミリリットル1298円、300ミリリットル539円(いずれも税込み)。問い合わせは天山酒造=0952(73)3141。
(野村有希)