オンライン授業も「出席」に 福岡市教委が通知

西日本新聞 社会面 横田 理美

 福岡市教育委員会は3日、新型コロナウイルスの感染拡大で登校が不安となり自宅からオンライン授業を受けた児童生徒について、出席扱いにするよう全市立学校に通知した。市立学校で今月、1人1台のタブレット端末を使った授業が始まったのを受けた対応。

 文部科学省は、民間のフリースクールや情報通信技術(ICT)を活用して学ぶ不登校や病気療養中の長期欠席児童生徒については、校長の判断で指導要領上の出席扱いにできると通知している。市教委は、感染への心理的不安を理由にオンライン授業を受けた子が、この通知内容に該当すると解釈した。

 文科省によると、オンライン授業では熊本市や北九州市が不登校生の自宅参加を出席としているが、新型コロナによる心理的不安にまで踏み込んだ事例は「聞いたことがない」という。

 また福岡市教委は、本人や家族に持病があり感染時のリスクが高い場合、インフルエンザなどと同様に欠席ではなく出席停止として出席日数の母数を減らす措置を取ってきたが、この場合も今後は出席とみなす。

 市教委学校指導課によると、授業を受けた場所で児童生徒の評価が変わることはないという。斉藤啓一課長は「不安を抱えながら無理して登校しなくても、安心して学べる機会を確保したい」と話した。 (横田理美)

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