緑の価値 アクロス山 天神まち歩きルポ(番外編)

 福岡市中央区天神のアクロス福岡には、屋外庭園「アクロス山」(高さ60メートル、計8千平方メートル)=地図(14)=がある。2~14階に階段状に広がり、草木200種が森を形づくる。都市化や温暖化に伴うヒートアイランド現象が問題となる中で、こうした緑地の価値はますます高まっている。

 管理する内山緑地建設によると、野鳥などが種を運ぶとみられ、95年の開園当初の76種から増えた。「種が日光を受け芽吹きやすいよう手入れしている。新緑、紅葉が映えるように落葉樹を増やしたい」(同社)。新型コロナウイルス禍により地元客が増えたという。

 天神や大名地区は緑地が限られ、神社の樹木も貴重だ。「天神」の地名の由来である菅原道真ゆかりの「水鏡天満宮」=同(11)=では、古木がビルの谷間に枝を伸ばし、一息付ける癒やし空間となっている。

 市役所前の人工芝のふれあい広場=地図(9)=が天然芝で緑化されれば天神も潤いを増すだろう。(吉田昭一郎)

関連記事

福岡県の天気予報

PR

PR