マンホールふたで「サガ」探せ! 佐賀県がスタンプラリー、観光に期待

西日本新聞 佐賀版 野村 有希

 佐賀市中心部に、人気ゲーム「サガ」シリーズの登場人物をあしらったマンホールのふたが設置されている。佐賀県は来年1月末まで、マンホールを巡るデジタルスタンプラリーを実施中。どんなスタンプラリーなのか。車中心の生活をする記者が健康維持もかねて実際に歩いて巡ってみると、サガと佐賀の魅力を再確認することができた。

 「サガ」シリーズは、ゲーム会社「スクウェア・エニックス」(東京)が1989年から発売。同じ発音の縁から、県はゲームファンらに佐賀を訪れ、魅力を知るきっかけにしてもらおうと、2014年から「ロマンシング佐賀」と銘打ちラッピング列車の運行など同社とコラボ企画を行ってきた。マンホールのふた設置もその一つ。スクウェア・エニックスが寄贈し県と佐賀市が設置した。

 目的のマンホールは佐賀城本丸歴史館から佐賀駅南口までの約2キロの範囲に7個。参加に必要な県の公式ウオーキングアプリ「SAGATOCO」(サガトコ)をスマートフォンにダウンロードし、職場から一番近い佐賀城のマンホールから始めることにした。

 佐賀城本丸入口の交差点付近の歩道上に「アセルス」を発見。カラフルで、背景に佐賀牛があしらわれている。近くでアプリのスタンプラリーのページを開くと、該当マンホールのスタンプをタップして押すことができる。早速、最初のスタンプをゲットできた。

 呉服元町の「カタリナ」のマンホール付近は平日にもかかわらず、たくさんの観光客がスマホ片手にスタンプラリーに参加している。カップルで楽しむ会社員岩田和真さん(32)は、サガシリーズのファンで大阪から来たという。「佐賀は初めてだけどのどかでいいところ」。スタンプラリーをクリアしたら県内を巡る予定という。

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 順調にマンホールを見つけ、スタンプラリーを進めていくとお昼の時間に。中央大通りを歩いていると、おしゃれなランチメニューの看板を出していた「Aruk cafe」が目に入った。店でおいしいガパオライスをいただく。オーナー高山哲也さん(46)は「コロナ禍で大変ですが、最近少しずつお客さんが増えてきました。サガ効果も期待したい」と話す。

 最後は佐賀駅南口近くで「ポルカ」を発見し、めでたくコンプリート。全てのスタンプを集めると、駅前のコムボックスかバルーンミュージアム内の景品交換所でマンホールのデザインをあしらったステッカー7枚組をもらえる。

 県によると、ステッカーは当初2千組を用意したが、想定を上回るペースが続き増刷。3日現在、配布は既に2千組を超えている。自身もファンだという県政策部の光枝剛さん(38)は「予想以上の反響で驚き。今後もサガシリーズとのコラボ企画を考えていきたい」と話した。

 約3時間かけてスタンプを集め終わったときには、サガトコの歩数計は6千歩。普段は通らない路地を通っておしゃれなカフェを発見するなど、市中心部の魅力を再発見できたのも歩いたからこそ。これを機に、普段から歩くことを心掛けながら、新たな「サガ」の魅力を見つけていきたい。

 (野村有希)

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