「ネット選挙」に注目

西日本新聞 社会面 中川 次郎

 僅差で否決された、大阪市を廃止し4特別区に再編する「大阪都構想」の住民投票。印象に残ったのがネットを使った集票運動だ。コロナの影響で大規模な街頭演説や集会が難しいこともあり、賛成、反対両派ともに会員制交流サイト(SNS)を活用した。

 情報は検索サイトでも配信され、「大阪市がなくなる」と強調する反対派の自民党の動画に思わず見入った。賛成派の大阪維新の会のある府議は「反対派の主張が大量にネットで流れたことも投票に影響した。(維新は)ネット戦略が甘かったかもしれない」と振り返っていた。

 2013年7月の参院選で解禁されたネット選挙運動。これまで「選挙は人に会うことが重要。私は使わない」という議員もいた。ただ、幅広い世代にスマホ利用が広がっただけでなく、コロナ禍では今後の選挙でネットを無視できないだろう。次期衆院選で各候補のネット戦略に注目したい。 (中川次郎)

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