基準値180倍超え農薬の春菊、原因はタマネギ用の誤散布

西日本新聞 社会面 平峰 麻由

 JAくるめ(福岡県久留米市)が出荷し、福岡市内の青果店などで販売された春菊の一部から、基準値の180倍の農薬イソキサチオンが検出された問題で、JAくるめは9日、一軒の組合員農家が、タマネギ栽培で使う害虫駆除のための農薬を、誤って春菊に使用したためと明らかにした。

 福岡市の検査結果を受けてJAが行った農家への聞き取りで、畑でタマネギを栽培している農家が、余った農薬を隣のビニールハウスで栽培している春菊に使用したと認めたという。

 JAくるめによると、イソキサチオンはタマネギの場合、土にまくため食べる部分には着かず、収穫までの間に分解もされる。だが、春菊は葉の部分に農薬が付着するため、高濃度になり得るという。営農事業部の原文雄部長は「農薬の使用基準に沿って使うよう注意喚起する」と話した。

 この農家は5~8日にかけ、23ケース(1ケース25袋)程度をJAくるめに出荷。JAが福岡市中央卸売市場の卸売会社「福岡大同青果」に出荷し、福岡市内の青果店やコンビニエンスストアに流通したという。市は販売店舗をホームページで公表している。大同青果は流通分の自主回収を急いでいる。 (平峰麻由)

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