唐津市、人口12万人切る 旧呼子町は3割減 若者の流出止まらず

 佐賀県唐津市の12月1日現在の人口が11万9954人となり、2005、06年の市町村合併後初めて12万人を切った。旧七山村を編入合併した06年1月は13万5297人だったが、約15年で1万5343人の減少。年に千人ペースで減り続け、歯止めがかからない状態だ。

 地域別では福岡県に隣接する旧浜玉町が688人(6・4%)増えた以外は8地域すべてで減少。減少率は旧呼子町が30・2%で最も高かった。旧肥前町、旧厳木町、旧鎮西町、旧七山村も3割近くに達し、交通の利便性に劣る山間部などで大きく減少した。

 市人口の6割強を占める旧唐津市は、減少率こそ5・6%と他の7地域より低かったが、減少数は4447人と最多。増加したのは、西九州自動車道のインターチェンジに近い鏡地区など一部にとどまった。

 人口が1830人減った旧呼子町の元町長久満泰彦さん(74)は「呼子は住宅地が少なく、合併後は同じ唐津市ということで町外に移る人が増えた。近年はイカを中心に水産業が振るわず、若い人の流出が止まらないのでは」と心配する。

 市市政戦略課は「唐津市には大学がなく、進学や就職を機に転出する若者の割合が高いことが人口減の大きな要因」と分析。「市外に出た人を呼び戻すため、企業誘致など働く場所を確保する取り組みを続ける必要がある」としている。 (野村創)

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