マスクでそろり初滑り スキーシーズン到来 コロナ対策しっかり

西日本新聞 一面 穴井 友梨 佐伯 浩之 北島 剛

 師走も半ばになり、九州にスキーシーズンが到来した。だが数年来の少雪に加えて新型コロナウイルスへの対応も迫られ、今季の休業を余儀なくされたスキー場もある。「みんなでしっかり対策し、楽しんでほしい」。関係者は願う。

 12日、九州ではトップを切って大分県九重町のくじゅう森林公園スキー場が営業を始めた。カラフルなウエアに身を包んだスキーヤーやスノーボーダーが白銀の上で初滑りを楽しんだ。

 この日は40センチほどの人工雪が積もった「ファミリーゲレンデ」(約700メートル)で500人以上が滑走。少雪で2018年からゲレンデの利用制限が続き、2台だった造雪機を今年は3台に。年内には全てのゲレンデが使えそうという。

 コロナを警戒してマスク姿で滑る人も多く、佐藤智之営業部長は「今までになかった光景です」。各所に消毒液を置き、レストランにはアクリル板を配している。ロッカーでの長時間の滞在を避けるため着替えは車の中で済ますのが得策。初めてスノーボードに挑戦した山口県下関市の会社員横田南海さん(23)は「『密』にならずのびのびと滑ることができ、開放感がありました」と笑顔だった。

 日本最南端のスキー場で知られる宮崎県五ケ瀬町の五ケ瀬ハイランドスキー場は25日オープン。県内外の小中高に修学旅行での利用を呼び掛け、3万人の来場を見込む。入場時の検温などを徹底する方針。全国のスキー場などでつくる「日本鋼索交通協会」はゴンドラの定員制限やリフトでの間隔の確保などガイドラインを作成している。

 佐賀市富士町の天山スキー場は今冬の営業を中止。沖縄県の修学旅行生らに人気だが、少雪で滑走可能なエリアが限られ、ゲレンデやレストランでの密を回避するため見送った。 (穴井友梨、佐伯浩之、北島剛)

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