「遅すぎ」GoTo全国一時停止 支持率続落で外堀うまった首相 (3ページ目)

 首相は、トラベル事業が感染「第3波」の主要な原因であるとのエビデンス(証拠)は存在しない、との立場は堅持している。影響を最小限にとどめようと、官邸内では東京、愛知といった感染拡大地域に限り、25日までの停止で着地させる案も一時検討された。結局、年末年始の帰省時期にウイルス感染がさらに悪化し、支持率が危険水域に入ることを恐れた首相が、コロナ対策本部の直前に「全国一律」を自ら決断した。

 政府の分科会など、専門家が再三訴えた末のトラベル停止。野党は「感染拡大は提言を顧みなかった人災だ」(立憲民主党の福山哲郎幹事長)と一斉に批判のトーンを上げた。

 首相は、対策本部後の記者団の取材に「トラベルは、地方の経済下支えに大きな役割を果たした」となお強調。「国民の危機感が、首相に正確に伝わっていないのでは…」。自民党の中堅議員は危ぶんだ。 (東京支社取材班)

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